東洋町

 結果は沢山氏が当選。
<東洋町長選>核廃棄物調査反対派の沢山氏が初当選 高知毎日新聞/yahoo)
 選挙管理委員会の最終報告なのか判断できないけれど、約90%の投票率。記事によれば前回の町長選挙を若干下回っているようだ。
 少し考えてみたいのは公募制度そのものが機能しない場合はどうなるのか。今回の選挙結果から高レベル放射性廃棄物を埋めるか、管理し続けるのかを問わず新規に核廃棄物処理などの施設を受け入れることが難しくなったのではないか。すると、六ヶ所村やすでに原発があり、文献調査への公募を考えている東通村などにお願いすることになるのではないだろうか。結局、地域限定的とはいえ原発周辺施設は(よくもわるくも)民主主義と相容れないものになっていくようだ(立地場所だけでなく首都圏や電力供給先を含めて選挙をすれば結果は逆転すると思うが)。
 町長を長く務めた田嶋氏は合併もできず、寂れていく町に手をこまねいていられなかったのではないか。起死回生に文献調査に応募した事に同情するところもある。しかし、交付金合併特例債によってふしだらに責任を先延ばしにした「町づくり」よりも早く財政規模にみあう自立した「町づくり」ができる点では良かったのかもしれないと思う。おそらくそのときのコントラストは非常に強くなる。今日はここらへんで。