2008-01-01から1年間の記事一覧

来年は

今年は「手帳は高橋」こと高橋書店のリシェルをスケジュール管理に使っていた。一週間の予定が見開きで記入できて、サイズや利便性には満足していてのだが、いかんせんメモページが少なかったのが少々不満だった。記憶力に(も)弱点があるためにメモは必需…

「6000ドルを払って回復の望みにかけようとする患者が多いからといって、インチキな医療行為が正当化されるわけではない」(National Geographic )

タイトルはナショナルジオグラフィックのニュースで報じられていた幹細胞ツーリズに警笛を鳴らした記事『"Stem Cell Tourists" Go Abroad for Unproven Treatments』より拝借。本文はこちらから。内容が少し省略された日本文はこちらから。訳文に書かれた最…

候補者

少しだけ期待していた裁判員候補者登録のお知らせは来ませんでした。通知が届いたと「公」のするのは違法ですが、選ばれなかったことは公表していいでしょう。いくつかの裁判を傍聴していていると検察は着々と準備を進めているに比べ、弁護人は遅れているこ…

シークエンス

今月はブログと相性が悪く、何度かデータが消える憂き目にあってめげていた。今日こそは無事に更新できることを祈りながら書き込む。当時のことはまた機会があれば書きたいと思います。 ヒトゲノムの読解が大々的に報道されていたのは、もう昔の話。ゲノム解…

「いえす,うぃーきゃん」

オバマが次期大統領になった。とうとう。当選後に印象的だったのは、日本のFMラジオから聞こえてきたオバマ人気だった。音楽や情報番組でディスクジョッキーやパーソナリティたちが明るい声でオバマに抱く期待感を次々に述べていた。まるで米国から伝染し…

JC-Cast 第21回

JC-Castが公開されました。武田さん、粥川さん、赤木さんとそうそうたるメンバーがおくるネットラジオの末席を汚しています。こちらからお聞きください。 粥川さんは環境ホルモン「ビスフェノールA」を取り上げてます。そこから、iPS細胞をクッションにして…

JC-Nex!

第12回を公開しました。裁判員制度の開始前に、罰について考えてみませんか?元刑務官の坂本敏夫氏にインタビューを行いました。よろしくお願いします。 平成21年5月21日から開始される裁判員制度。国民の声を裁判に反映させるために選ばれた裁判員は、裁…

ノーベル賞

相次ぐ受賞で今年は大フィーバーとなりましたね。僕も例外なくGFPのお世話になっていました。現在では様々に改良され、分子量が小さくなり、より強く発光し、様々な発色をするようになっています。nature newsで綺麗な写真(クラゲもね)が並んでいます。…

(イグ)ノーベル賞 

ノーベル賞が発表されはじめました。今年の医学・生理学賞は病気を引き起こすHIVやパピローマウィルスの発見者に与えられました。ここ10年を振り返ると、病気の原因究明に貢献した研究が三度受賞しています。05年にヘリコバクター・ピロリ菌を自ら飲み胃…

偶然にも

調べ物のためニュースソースをみていたら、こんな報告が飛び込んできた。 Scientists Find Way to Regress Adult CeStatells to Embryonic (washingtonpost) iPS細胞で問題視されていた、遺伝子挿入によって引き起こされるゲノムの変異やフレームシフトな…

携帯、電磁波、組み換え

愛用している携帯電話に寿命がきたかもしれない。物理的な衝撃により、ボタンの作動がうまくいかない。スマートフォンを使ってみたい。けれど、通信料金高いし、現在使っているのは2Gなんでとりあえず3Gに変えようかなぁ。携帯電話といえば、最近になっ…

解散か!?

安倍が投げだし、福田が蹴ってボコボコになった首相の座を次に射止めるのは・・・麻生なんだろう。総裁選関連の視聴率はゴレンジャーよりも低いなかで、解散総選挙は10月だとか11月だとか、巷ではいろいろ報道されてはいる。しかし、自民党が議席を減らすことは…

最近の気になったニュース

・インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺 (ロイター) 科学は人を「殺す」。深淵の恐ろしさに飲み込まれてしまった彼女は、科学を理解していた一人かもしれません。御冥福を祈ります。 ・男性の“離婚遺伝子”発見、「破たん」か「危機」が2倍(…

中央公論

今月号の中央公論では「ブレークスルーは突然やって来る」と題してiPS細胞の山中教授へのインタビューが掲載されています。聞き手は竹内薫氏。何故に今頃なのだ?と疑問を抱きながら読み進めました。日本で多くの予算がついたとはいえ、米国に比べると微々た…

iPSを超えた?

膵臓の外分泌細胞をβ細胞にリプログラミング。 In vivo reprogramming of adult pancreatic exocrine cells to cells. (nature) 3つの遺伝子(Ngn3、Pdx1、Mafa)を強制的に発現させることで、膵臓の外分泌細胞をインスリンを産生するβ細胞に変えてしまっ…

第19回

JCcast第19回が公開されました。ここからどうぞ。 粥川さんは『健康格差と正義』を紹介しながら、社会的要因と健康との関わりについて話されています。赤木さんはオタクバッシングのひとつとして報道されたビックサイトで起こったエスカレーター事故について…

雨、雨、雨

近ごろ、頻繁に使うようになった東京アメッシュ。東京都水道局から提供されているこのサイトを出かける前にチェックし、優鬱な日々を過ごす。よく、「バケツをひっくり返したような」という表現を使いますが、これは所詮バケツ程度で「非常に激しい雨」や「…

実家に戻り短い夏休みモード。読書三昧と言いたいところだが、例年と変わらず、甥と姪のおもいでづくりに一役買う。完全に体力勝負。持参した本を何冊読めるか。近隣の図書館でいくつかピックアップしてみる。亡くなったロシアの文豪コーナーがあったり、意…

第18回

JC-Castが公開されています。前回に続いて粥川さんとのトークセッションは「幹細胞ツーリズム」について。6000ドルを日本円で約600万円をと言い違えたのはご愛敬!?。 ここで、少し補足をさせてもらいます。臨床トライアルが進んでいる心筋症を例に、自己骨…

管理社会

いやー暑いですね。こんな時には海に入りたくなります。浜辺でねそべるのではなく、本気で海水のなかで泳ぎ(はしゃぎ)たい。さて、今年はどうなるか。 「4時半になるととつぜんマイクで監視員が言うんです。本日の浜開放はこれで終了しました。浜にいるか…

後ろ盾

「iPS期待しすぎないで…再生まだ先」京大が専属広報(YOMIURI ONLINE) 一過的な現象とも考えられるけど、この流れは止められないのではないか。どんなに研究者が控えめに言ったとしても、研究上の進歩がこれからどんどんでてくるはず。iPS細胞から○○細胞…

ポニョ

本日のTokyoFMは丸一日ポニョに占拠されていた(ようだ)。盛んに、宮崎駿監督が出演とかプロデューサーを務める鈴木敏夫が出演とか、朝から何度も連呼していた。リスナーから「楽しみにしています」とのメッセージを聞きながら、改めてジブリが確立したア…

公共財として

万能細胞を特集した『現代思想』について、少しずつ。もうちょっと読み込みたい最後の3氏を除くと、粥川さん→大津留直氏→林真理氏→栗原千絵子氏の順序で読むのが効果的だと思う。勝手な提案なんだけど。阿形氏をどこにする・・・。本当は頭にとも考えたんだ…

JCCast

久しぶりにJCcastにお邪魔してきました。iPS細胞関連について、『クローン人間』などを書かれているみずもり亭日誌2.0粥川さんにリードされながら話しています。JCのときからお世話になっています。ちょっとはお役に立てたかな?急な話で準備不足も甚だし…

お昼すぎにのれんをくぐると、すぐに「当店の水はπウォーター]です」と主張しているサーバーが目に入った。あまりにも堂々と書かれた文字からみなぎるエネルギーは、まさしく軌跡の水からのお恵みか。ワクワクしながら、はじめて出会った幻の水を口に含むと…

まつり

先週末は所用で新潟。緊急地震速報をTVで見かけてから揺れるまでは、十秒弱。震度3−4ほど。震源地では間に合わなかったもよう。震度5くらいから有効にはたらけば、十分に意味があると思う。昨年の中越沖地震につづき、新潟にいると大きな地震が起こる。…

冒険?

向こう側の席にハンチング帽子をかぶり、トレンチコートを着たおしゃれなおじいさんが座ると、雨のおかげで湿った電車内なのに、その場所だけ雰囲気が変わった。もう少しふくよかなら、まるで南伸坊のよう。手に岩波文庫をもっていた。ほどなく、ページをめ…

また映画ですか・・・

赤ワイン色で染められたビロード仕上げの座席が印象的なレトロな映画館に若松監督の『実録・連合赤軍』を見に行った。振りかざされる鉄球や放水を続けるシーンはTVで繰り返し流されているし、総括をめぐる文章に触れたことも一度や二度ではないけれども、…

ニューフェイス

上映中止に追い込まれるかと思われた「靖国」は、シネアミューズでの上映期間が延長され、なんとも「ひにく」な結果を生んでしまった。事前の検閲に当たると批判された議員は、国費からの払われている補助金を理由に試写を求めたためだと、それを否定してい…

風刺

GWといえども特別なことはありませんでした。「笑の大学」をみたくらいかな。ユーモアに溢れているだけじじゃなく、刺すような皮肉を込め、うまくまとめている秀逸な作品に出会えただけ幸運と思うべきか。三谷幸喜は天才だ。検閲官を演じる役所広司が何度…