後ろ盾

 iPS期待しすぎないで…再生まだ先」京大が専属広報YOMIURI ONLINE
 一過的な現象とも考えられるけど、この流れは止められないのではないか。どんなに研究者が控えめに言ったとしても、研究上の進歩がこれからどんどんでてくるはず。iPS細胞から○○細胞へ(効率よく)分化できました、とかね。とはいえ、この場合の「正しく」とは誰に向かってのことだろうか。少なくとも一般的な研究機関が出しているプレスリリースのようなつくりは避けなくてはいけない。切実に望む人たちに、丁寧に説明するためには。そんなことを考えて欲しい。年四回の発行というが、サイエンスウォカーのようだったら裏切られたと思います。患者への説明会などに広報担当者が出てこないことも祈る。どんな人たちが後押ししてくれるのか、意識的であって欲しい。
 トランスレーショナルリサーチの結果は芳しくないことが多い。結果的に、治療に結びつかなくとも、プロセスでしっかりとした了解が得られればよしとしたいところ。責任者にすべてを押し付けて、「すみませんでした」と謝罪するのは見たくないなぁ。次にリスクを負う人がでなくなる。問題点もたくさんあるけど、大きく前にでようとする心意気は買いたい。(何様だおれ)