ポニョ

 本日のTokyoFMは丸一日ポニョに占拠されていた(ようだ)。盛んに、宮崎駿監督が出演とかプロデューサーを務める鈴木敏夫が出演とか、朝から何度も連呼していた。リスナーから「楽しみにしています」とのメッセージを聞きながら、改めてジブリが確立したアニメ需要の高さを感じる。個人的にはナウシカの原作!?(漫画版ね)ともののけ姫が好み。「自然を大切に」という単純なメッセージに回収されていたもののけ姫からもう十年くらいたっている。さて、今度はどんなメッセージが込められているのか。どう評価されのか。
 番組を聴いていると、ジブリでは従業員用に幼稚園を運営しているとのこと。「今の時代の幼稚園には、大人の都合しか考えていない作りになっている」と批判し、我らが幼稚園でのびのび遊ぶこどもたちを自慢げに話していたのは鈴木敏夫。「いろいろな経験をさせています」だって。今時は、ジャングルジムを登るのも学年で制限されているらしい。○○組は1段目まで、とか。アホか。
 その中で気になったのは「前頭葉が活性化する」と言っていたこと。これはジブリのイメージに合うのか?いろんな経験をするときに、前頭葉が活性化するがあるのは事実。でも、前頭葉が活性化すること=教育によいとはいえないだろう。そこに近寄らないのが、ジブリの良さではなかったか?前頭葉が活性化しなくとも、よいものはよい。そんな関係を体現するようなとこがあったのではないか?すぐに出かけたので、その後の展開まで、フォローしきれてはいないが案外致命的なことのように思えた。