ガールズトーク

 自転車で図書館に向かう。日が暮れると急に寒さが身にしみてくる。もう冬だ。新潟県出身とはいえ寒さにめっぽう弱い。閉館直前に着いたため今日は返却のみ。そのまま書店に向かう。郊外のターミナル駅ではサラリーマンと学生の集団が目立つ金曜の夜。ハロウィンのつぎはクリスマスか。そのまえは七五三があったのだけれど。
 有隣堂では赤木さんの『若者を見殺しにする国』が平積みされたいた。ここにはあるのか。数日前、人文科学系をがんばってると思っていた最寄り駅のくまざわ書店に行ったが見当たらなかったのに。最近はイマイチだったから担当者が変わったのか?。自分は26日に新宿紀伊国屋(かなり力の入ったディスプレイ。対面には、TBSラジオLifeの特集が組まれていた5階)で手に入れたのだがなんとなく気になっている。
 いくつかの雑誌に目を通し、マックで読書。本を広げている机をはさんだ向こう側から女子大生の声が聞こえてくる。若い?女性の発する波長は流れて消えることなく耳に留まる。
 「ペイ・フォワード(pay forward)」で主人公がはじめての善意を渡すのはホームレスの男性。お金を渡し、彼は洋服と靴を購入し身なりをきれいできたおかげで就職が決まる。ホームレスに手を差し伸べたのは子供だった。マック難民ははたらいても住むところさえままならないホームレス。さて、日本では力を持った大人が手を差し伸べられるか。
 楽しそうなサークルや恋愛話が聞こえてくる。最近、こういうのってガールズトークっていうんだって。いまのうちに使っておく。