アッピアー

 燃料棒が露わになったと発表される(後に水位は回復したと発表)。そろそろ、ただしく怖れることが必要だろう。「ただしく怖れる」=希望的観測を追随することではない。気持ちは本当によくわかる。こんなときだから、少しでも心に優しい情報を求めたい。僕だって同じだ。
 「ヒューマンエラーを含めて原発なんだよ」と過去の自分は話しかける。物理的な距離をかぜぐことが必要で、いまこそ、専門科が力が発揮されるところではないか。何がおきて、どの状況なときにどれほどの距離が必要なのか、あきらかにできるだろう。と思う一方で、移送準備ができないなら、まして震災のあとである、無意味なのかとも思う。揺れる。我慢できなくなっているのか?とはいえ、ファクトから少し遊離する決断は政治だけに任せるものではないはずだ。データをまてる現象だけではないのだから。距離があるから、平静いられるのは事実だ。別に、100キロ圏内で移動を求めているわけでないです。書きながらも、ぶれる。
 とにかく、現場の賢明な作業が成功することを祈る。非常事態で、強いエネルギーをかなり浴びていることだろう。ストレスは幾ばくか。必ず死なないでくれ。僕らにはずっとあなた方が必要だ。