不信

 週刊ポスト週刊現代と対照的な記事を書いていて、非常におもしろい件。ポストはホウシャノウの危険性を検証しようと試みていて、一方、現代は「危ない」路線を邁進している。それはさておき、注目すべきは現代に載っている理論物理学者ミチオ・カクへのインタビューにはおったまげた。『パラレルワールド』や『サイエンス・インポッシブル』などの著作もある、著名人。震災後の福島第一、第二を米国ではシュミレーションで検証。その危険性は・・・・・・という内容。とりあえずツイッターでフォローをしておく。
 まわりで渦巻く不信のスパイラルに、巻き込まれていく今日この頃。「もう、ファクトやエビデンスなんてどうでもよいんだな」とひとり言葉をはいてみた。エビデンス至上主義者でもないし、ごり押しする気はもともともっていない。けれど、議論のべースとしてたくさんの文献にあたってみたけれど、ホウシャノウに関しては全敗なかんじ。データを信じてもらえなくなっている。額面道理に受けとる必要はないし、差し引いて考えるアプローチは正統だと思うけれど、全面否定なんだよな。まっ、そんなもんだな現実は。さて、今後はサイドイフェクトについて考えてみるか。