カメラ

 先日、狛江に行ったことがきっかけでカメラのことを書いたが、その延長で「欲しかったカメラ」が頭から離れない。マキナ以外にもコンタックスT3が欲しかった。数年前に京セラがカメラから撤退して、販売が終了したカメラ。一眼レフカメラレンジファインダー式のカメラではなくAFコンパクトカメラだが8万くらいした。
 レンズはいわずと知れたドイツ、カール・ツァイス社のT*、35mmの単焦点。憧れのレンズだった。コンパクトカメラなら他にも安価なものが沢山ある。写真ができる工程でレンズの描写性がどれだけ影響を及ぼすのか疑問をもつ人もいるかもしれない。確かに、プリントが印象の多くを決めてしまうのも事実だ。デジタルではない写真でもプリントする作業で画像は大きく変わる。少し慣れれば偽造も簡単だし。それでもレンズの違いで描写性や見え方に優劣の差がでる。色のにじみが少なくはっきり見える。
 例えば、こんな経験がある。顕微鏡をのぞきながら細かい作業をしていた。そのときたまたま、友人の顕微鏡を借りた。すると見え方明るく、対象物がはっきりと見えた。作業効率も幾分良くなったと思う。驚いた。製造元はカール・ツァイス。国産とは明らかに違った(もちろん、価格がそもそも違うので一概に比較はできない。コストパフォーマンスは国産が上だと思う)。
 
 つづきは後日。