アルピニスト

　善光寺からスタートが変更になった五輪聖火リレー。隊列に囲まれている選手を不憫に思う。日本人選手は特別な意思表明をしないなと思っていると、北京五輪に参加するわけではないが登山家・野口健がVOICEでアンチ中国発言をしている。本人はチベット僧侶が打たれる様子を目撃しているよう。今後（すでに？）は入国拒否で中国側からの登山はできないだろうとのこと。選手生命が短い五輪参加者は、しかたがないと話しているのが印象的でした。
　参加選手に限らず、他の登山家も企業もメディアもカルフールじゃないけれど中国に根ざしているほど多くを語れない。でも、堤燈もちと言われようが、いつかは現地で感じたことを話せる人がでてくるだろうから、今の状況を批判するだけではだめなのだ。旗を振る人があってのことんだけど、もしかしたら、こっちのほうが効果的だったりして。
　リレー映像を見てぎょっとしながら、ダライラマが言えばこんなもんじゃない。オリンピック後の報復を心配している野口さんの言葉を思い出していました。