「間違い」

 米病院で受精卵取り違え 母親は出産を決意(CNN.jp)
 日本では2月に受精卵を取り違えた事件が発覚している。マスメディアのよる報道によれば、原因はチェックミス。複数の受精卵を医師一人で、同時に扱っていたために起きている。一方、米国ではCNNの記事を読む限り、取り違え以外の情報はなく原因は全くわからない(英文でも)。米国では年間10万件を超える体外受精が行われ、取り違いは数十万件に一件で、名前、ソーシャルセキュリティナンバーなどで区別していると米国生殖医療学会・会長を務めたデビットアンダーソン博士は述べている。ニュースバリューとしては取り違いもさることながら、そのまま出産すること(予定日まであと2週間のよう)にあるのだろう。その背景には「生」と「こども」を巡る問題が横たわる。記事によると今回に妊娠についてこの夫婦は、過去に使われずに冷凍保存された受精卵にも宗教上の理由から「生きる権利」を考え、再び体外受精を受ける決心をしたようだ。さらに、今後は残っている受精卵を使った代理母出産を検討しているとのことだ。