マスク

 ウイルス99%遮断? マスクの多く、表示効果下回るasahi.com
 先日、たまたま日テレの「ところさんの目がテン」をみていると、インフルエンザ特集で、マスクの効果測定実験をやっていた。そこでは、マスクのフィルターにインフルエンザウィルスの99%を遮断する効果があっても、鼻や口などの凹凸による隙間から、8割のウィルスが侵入するという実験結果だった。当然の結果だったんだけど、これを大きく流すところはさすが元祖?民放科学番組と感心していた。気休めより少し効果があるくらいかな?なんてね。HPにもあるように、より透過性の低いN95規格のマスクなら、99%以上のウィルスをシャットアウトしていたんだけど、カナダでこの最強マスクN95とサージカルマスク(最近、販売しているかっこいい?マスクはこれにあたる)の2種類をつけて比べたところ、差がなかったという研究報告が発表されている。
 これは病院内で働いている看護師を対象にRCT(かなり厳密な方法で比較している)で、2008年9月から12月まで行ったもの。08年のワンシーズンだけの結果で対象者が看護師だから一般人の向けては何もいえない。ちなみに、ウィルスや細菌にさらされているので看護師は一般人より基礎免疫が強いと考えられている。新型が流行っている米国では、この研究結果から医療機関のマスクについて議論が起こっているようだけれど、日本ではいかがでしょうか?
 先にあげた朝日の記事では

厚労省新型インフルエンザ流行時のマスクの使用について「症状のある人には、せき、くしゃみによる飛沫(ひまつ)の飛散を防ぐためにマスク着用を勧めるが、健康な人がマスクを着用することで飛沫を完全に吸い込まないようにすることはできない」とする見解を出している。

マスクの限界を一般の方々はご存じなのだろうか?。さらに、ここではN95マスクは対象になっているないと思うけれど、N95は感染そのものを防ぐためのマスクなんですけどね。