豪雨

 新潟と福島は大雨。友人は避難生活に入った。とはいっても昼過ぎには雨は弱まり、避難解除されたのですでに帰宅とのこと。信濃川の川幅がかつてないほど広がり、色づいてまるで「黄河みたいだった」とのメールをもらった。見知った場所がえらく様相を変え中継されているのは、何度も見ても不思議なもの。それでも他人事のように思えてしまうところもあって、不感症になったのかと思ってしまう。というのは、数年前の大雨では母校が浸水したり知人たちも大変なめにあったりしていた。あのときは、完全に心を乱されていた。愛着とか愛校精神はないに等しいのだけれど、まだ身近に感じることができたんだろう。物理的距離に浸食されているよう。子どもを連れて避難する知人の姿を考えることで、なんとか近くに引き寄せている。
 地デジ化のカウントダウンをしていたら、アナログTVでそのまま映像が流され続けけて、「狐につままれたような」経験をしたのだけれど、やっぱりTV映像は魅力的で、災害用に必要かなと、再認識する。