放射性廃液を一般排水に 北里大獣医学部、76年から(asahi.com)

北里大、放射性物質の洗浄廃液を30年以上垂れ流し(yomiuri on line)
放射性同位元素:北里大獣医学部で30年間垂れ流し 青森(毎日)
放射性廃液を30年間排出 北里大、濃度確認せず (共同通信)

 これらの情報から総合して判断すると、放射性同位体を使った実験器具を洗浄したときに出る廃液が一般排水に流れていた。ということらしい。通常は貯めて、一定期間が経ったら排水するしくみ。使っていた同位体に減給があるのは3-Hや14-Cだけだけれど他には35-S、32-P、125Iなどが使われたと考えられます。半減期、エネルギーなどはここを見てください。
 おそらく、RIを取り扱った器具を洗浄した廃液なので数千倍どころの希釈濃度ではないと思いますが、いかがなものでしょうか。これをきっかけに他の研究機関でも確認、点検が行われることを望みます。RIを扱うためには講習とか受けなきゃで、安全性に関するビデオを毎年見せられていたのですがこんなところに落ち度があるなんて・・・。っつーか30年間に詳細に確認しないもんなんですかね。
 出身校なんで頭が痛いところですが、本当に頭とのどが痛いのと鼻水が止まらないので今日はこの辺で。