窓口

 市役所や郵便局の窓口に行き待たされていると、奥で暇そうにしている人を見かけてむっとすることはよくあるけれどもここではちょっと違った。それは2週間前に証明書を再発行してもらおうと社会保険事務所に行ったときのこと。
 開店時刻を15分ほど過ぎて行くとかなり空いていた。年金の納付記録をなくしたことがバレたころはどこも(報道では)満員御礼だったはず。わずか数ヶ月間でのこの変わりように年金の受け取り(もらえんのか!?)がまだまだ先な自分は非常に驚いた。みなさん納得したのかな!?
 受付で窓口を教えてもらい腰を降ろしていると不思議な感じがする。はじめは何がおかしいか気がつかなかった。そのうち担当者と話していると理由がわかってきた。窓口の後ろが背の高いパーティションで仕切られていたのだ。奥が全く見えない。人がいることさえもわからない。フロアーの天井が高くはないので圧迫感は増している。自分の後ろに座席スペースがあるとはいえ、自分からその壁までは職員と棚とを間に挟んで一mにも満たなかった。なんだこの密着感は(笑)。変だぞ。職員もおそろしくさわやかだし。これが隠蔽体質につながるのかは全く未知数だ。けれども、これからは遠いかなたで暇そうにしている人にちょっとだけ寛容になれそうな気がしてきている。(笑)
 再発行なのに手数料は不用だという。そんなサービスはいらないから本業をどうにかしてください。